6Z-3
超小型マルチタッチ表示装置におけるズーム・スクロールを用いたタッチ入力の評価
○原 清貴,梅澤 猛,大澤範高(千葉大)
超小型マルチタッチ表示装置を有し,それを利用して操作する腕時計型端末が
注目されている.しかし,表示装置はスマートフォンなどと比べて極めて小さい
ため,狭い領域で利用可能なタッチインタフェースが必要である.そこで本研究
では,指の変位量の少ない操作によるズームとスクロールを実装したタッチ入力
法を提案する.また,入力に必要な操作数を減らすため,スクロールの変位量に
応じた自動ズームにより1つのジェスチャでズームとスクロールを実行する方法
を検討する.提案手法によって28 mm × 28 mmの入力領域でソフトウェアキーボ
ードによる文字入力を実現した.実装したソフトウェアキーボードを被験者実験
により入力速度と入力エラー率,実験後の質問紙調査により使いやすさを評価し
た結果,操作性が改善されていることが確認できた.

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