6W-2
大規模センサネットワーク構築のためのシームレスなデータ共有
○岩田寛生,末松直樹,宮崎敏明(会津大)
近年、様々な場所で環境情報の収集にセンサネットワークが使用されている。各センサネットワークで取得したセンサデータの管理は一般にローカルで行われており、複数センサネットワーク間のデータ共有は環境の違いなどからあまり行われていない。しかし、地理的に離れた場所同士でセンサデータ共有ができれば、ユーザは地理的、時間的に大規模なセンサデータを扱う事が可能になる。上記を実現するには、柔軟に個々のセンシング環境に適応しつつ、取得したセンサデータを従来通りローカルに管理できる一方、各ローカルセンサデータを統合して大規模データデーベースが構築できることが望ましい。本稿では、P2Pベースの分散データベースを用いることにより、各センサネットワークで取得したセンサデータはローカルで管理しつつ、それらが複数統合された大規模センサネットワークにおいて、ローカルに管理しているデータに手を加えることなくシームレスに大規模センサデータを管理可能とする手法を提案する。

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