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次世代交通システムのための自動交渉に基づく経路割当機構について
○高橋 淳,金森 亮,伊藤孝行(名工大)
本研究では,自動車交通流の円滑化を目標に,代替経路利用の協調
的行動を実現する経路割当交渉を考える.各車両の数分後の到着位
置を収集した 見込み交通量(Anticipatory Stigmergy)が渋滞発生基
準を超える場合,一部の車両はその代替経路に変更することが社会
全体の効率性を向上させる.そこで,経路変更に伴う所要時間差に
対する車両の合理的判断で,自動的に経路割当変更交渉を行う仕組
みを提案した.評価実験の結果,各車両の所要時間を大きく増大さ
れることなく,交渉によって総所要時間と渋滞損失時間が削 減でき
ることを確認した.

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