6Q-6
歩容の情報化による動きの表現
○井高悠斗,鈴木亮大,武藤友香,吉田眞澄(筑波学院大)
これまでに、動きを8方向と3速度成分で定義し、成分を統合した特異点で動き全体を表現することで、人間の行動を動画像として復元する方式を開発した。本研究は曖昧になりがちな速度成分に対して、歩容概念を導入することで論理的に動きを表現することを目指した。具体的には、スポーツ動作の歩容である歩行と走行に着目し、13種類の速度成分を導出した。また、速度を一般的な用語に置換する方策として、50名の大学生へのアンケートをSD法によって分析し、感性的な言葉を生成した。さらに、8方向と13種類の速度からなるシステムを試作し、動画像から人間の関節単位に動きの復元実験を行い、曖昧であった速度を論理的に扱える見通しを得た。

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