6P-4
Natural Logicを用いた数量に関する含意関係認識への取り組み
○辻有万里,小林一郎(お茶の水女子大)
今日、2文の含意関係を自動的に認識することが大きな研究課題となっている。
これまで含意関係認識に対してさまざまなアプローチがなされてきた。
しかし、数量表現を伴う含意関係についての研究はまだそれほど多くなされてはいない。
それは、数量の大小判断が主観に依存するために自動認識が困難なためだと考えられる。
そこで、数の大小という曖昧な情報を扱うため、ファジィ理論を用いたアプローチを考えた。
さらに、数量と共起する動詞はしばしばその数量の種類に依存するという特徴を使い、
数量と動詞をセットで考えることを試みた。
ベースはNatural Logicを日本語用に変更したものを用いた。

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