情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

現在、オフィス環境において様々な節電対策が実施されている．
しかし，どの対策を実施すれば効果的か，また，自分の行動が
どの程度電力削減に貢献したか分からないと節電に対する意欲が
低下するおそれがある．そこで本研究では，電化製品の消費電力と
人・物・環境の状況のログを取得・蓄積し，節電対策の効果と
個人の節電貢献を評価するデータベースシステムを提案する．
具体的には，前述のログに対し検索・集約を行うことで，
どの節電行動を行った結果どれだけ電力量を削減できたか算出する．
その結果から各ユーザの節電行動がオフィス環境全体に対して
どの程度寄与したのかを具体的に把握できるようにする．また，
このシステムの妥当性を評価するために実験を行った．