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外国為替市場におけるポジション構築時の損益推移を考慮した取引戦略の最適化
○後藤卓也,豊嶋久道,平岡隆晴(神奈川大)
金融市場の動向を把握するために、過去のデータから分析するテクニカル分析が使われている。テクニカル指標には数多くの種類があり、取引戦略としての組合せは無数にある。そこでメタヒューリスティクスを用いて、複数のテクニカル指標の使用の有無や各種パラメータを最適化する手法が提案されている。その中でも代表的な遺伝的アルゴリズム(GA : Genetic Algorithm)を用いる研究が多く行われている。しかし、単純なGAを用いた場合では学習期間で過度な学習(オーバーフィッティング)をしてしまい、取引期間には対応できなくなる問題がある。本研究ではポジション構築時の損益推移を考慮することでオーバーフィッティングを避ける方法を提案している。

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