5ZF-4
個性と構造的特徴を考慮した友人関係ネットワークの変化のモデル
○加藤竜丸,武藤敦子,犬塚信博(名工大)
学級運営において友人関係の変化の過程を検討することはは非常に有益なことである。
しかし、実際の教育活動において友人関係の検証には多大なコストがかかるためシミュレーションによるその変化の再現は有用である。
本来、友人関係は個人の観点から形成や維持が行われ、行為者の効用最大化を前提とする「合理的選択」に従うとされるのが一般的であった。
一方、社会ネットワーク分析では、その人の行為はネットワーク上の位置や形状で定まるとする「構造主義」の考え方が主流である。
本研究は、合理的選択と構造的選択の両方を取り入れた友人変化のモデルを提案し、シミュレーションにおいて実際の大学生の友人ネットワークに近い変化を確認した。

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