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ネットワーク上でデータと所有者を直接的に紐付けできるステガノグラフィを用いたデータ共有
○福本真輝,宮嵜仁志,奥村香保里(名工大),福田洋治(愛知教育大),廣友雅徳(佐賀大),毛利公美(岐阜大),白石善明(神戸大)
ネットワークを介した機密データ共有で第三者のなりすましを防ぐためには,データと所有者
の紐付けを行うことになる.データと所有者の紐付けには,所有者の本人確認をしなければな
らない.ネットワーク上の本人確認のための認証は,PKIやPGPなど公開鍵暗号方式による信頼
基盤の上で行われてきた.いずれの方式も信頼できる第三者がオフラインで本人確認を行って
いる.ネットワーク上で本人確認ができれば,第三者を介することなくデータと所有者を紐付
けることができる.本稿では,顔見知りの二者間なら,第三者を介することなく,データと所
有者を紐付けられるステガノグラフィを用いたデータ共有システムを提案する.本人確認が適
正にできるか確認するために評価用システムを実装し,ユーザ実験を行った結果について述べ
ている.

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