5U-5
粒子フィルタを利用した都市高速道路における潜在的ランプ間OD 交通量の推定
○小篠耕平,井料隆雅(神戸大),朝倉康夫(東工大)
我が国では各種の手段で取得された数年単位の長期に渡る詳細な
交通流データがすでに蓄積されている.これらのデータは将来において
交通施策を実施した際にその効果を評価するための比較対象とできる.
しかし,実際の交通量にはさまざまな要因による変動が含まれており,
そこから施策効果による変動を抽出する事は単純にはできない.
正確な施策評価のためには各種の変動を除去した潜在的な交通量の
把握が不可欠である.本研究では,時間帯別ランプ間OD交通量の
変動にいくつかのモデルを仮定し,粒子フィルタを適用して
モデルパラメータを推定することにより,交通量の変動要因の把握と,
潜在的な高速道路需要者数の推定手法について示した.

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