5S-7
話者照合への影響を考慮した模倣音声の音響分析
○坂本香菜子,岩野公司(東京都市大)
近年,情報システムのセキュリティ向上のため,話者照合技術の応用が期待されている.しかし,これまで「模倣」という詐称攻撃が照合システムの性能に与える影響は明らかになっていない.そこで本研究では,まず,男女12名による「他人の声を模倣して,照合システムを攻撃しようとする発声」を収録し,模倣音声のデータベースの構築を行った.構築したデータベース中の通常発声と模倣発声について,話者照合で一般的に用いられる音響特徴量(MFCC)と話者モデル化手法(HMM)を利用して音響特徴を分析し,両者の比較を行うことで,模倣が話者照合性能に与える影響を考察する.

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