5Q-7
距離画像センサを用いた指文字の認識に関する研究
○田熊美沙,田中成典,塚田義典(関西大)
わが国における聴覚障がい者の総数は,厚生労働省の統計によると約36万人とされている.こうした背景の下,鳥取県では,手話や指文字を言語として位置付け,これを普及するための施策を推進する条例を制定するなど,聴覚障がい者とのコミュニケーションを支援する活動が盛んである.
しかし,手話の修得や判読は容易ではなく,特に,固有名詞を表現するために必要な指文字の暗記は困難である.
そこで,本研究では,距離画像センサから得られる画像と距離の情報から
指文字を自動的に認識するシステムを開発する.これにより,デジタルカメラを用いた従来手法では判読が困難であった動きを伴う指文字を含めた指文字の認識を目指す.

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