5N-6
Pk-匿名化アルゴリズムの一改良法の検討
○柿澤美穂(お茶の水女子大),渡辺知恵美(筑波大),古川 諒,高橋 翼(NEC)
ランダム化を用いた匿名化手法の一つにPk-匿名化がある。
既存手法であるPk-匿名化は、k-匿名性を確率的指標に拡張したPk-匿名性を保証し、
レコードの持ち主を1/k以上の確信度に絞り込めないようにレコードにノイズを付与する。
既存手法は、元の値にラプラス分布に従ったノイズを付与することでPk-匿名化を実現し、
所望のkの下でPk-匿名性を満たすようにラプラス分布の分散値を決定している。
本稿では、より小さい分散でPk-匿名化を実現するよう改良したアルゴリズムを提案する。
提案手法を既存手法と比較、評価することで提案手法の優位性を示す。

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