5K-3
格子上囚人のジレンマゲームにおける多様な勝者
○内藤広海,上原隆司,鈴木佳祐,吉村 仁,泰中啓一(静岡大)
囚人のジレンマ(PD)ゲームは人間および人類以外の社会の中で協力行動について説明する.これまでのところ,しっぺ返し(TFT)およびパブロフ(PAV)の両方の戦略はPDゲームの勝利者と見なされている。しかし、これらの戦略は報復主義である。動物社会では,報復主義は必ずしも最適だとは限らない。非報復協力者の典型的な戦略はAll C(AC)である。我々は4つの戦略(AC,TFT,PAV,AD)からなる格子モデルを考える。各セルはそれぞれ同一の戦略を持った複数個体を含むと仮定する。シミュレーションの結果、単一の戦略が生き残る。ノイズを含んでいる場合では,すべての戦略が勝つことができる。さらに,様々なスローダイナミクスを確認した。我々はシャノン図から解析的に全戦略の利得を得た。勝者とダイナミクスはこの理論によって説明することができる。

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