5J-5
無線ネットワーク上のDHTにおけるノードの故障の影響
○稲田 真,久保田光一(中大)
分散ハッシュテーブル (DHT) は,ネットワークのノード数が増えても
効率的にデータを取り出せるため,スケーラビリティの観点から
注目されており,近年では無線ネットワークへの応用が研究されている.
DHTにおけるルーティングアルゴリズムの多くはルーティングの効率がよく,
ノードの耐故障性を備えたものもあるが,無線ネットワークにおいては
低い処理能力で実行でき,かつ通信量の少ないアルゴリズムが求められる.
本研究では,ネットワーク上に故障したノードが存在する場合に,
ルーティングの成功確率および通信量にどのような影響が現れるかを
シミュレーションし,分析することで有効なノード故障対策手法の検討を行う.

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