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集団による意思決定のための合意形成法の研究
○大川勇樹,岡  誠,森 博彦(東京都市大)
集団による意思決定では,しばしばメンバによる譲歩や妥協が生じることで解決する.
つまり,意思決定は選択肢それぞれが持つ目的が相容れなく容易でないため,
各目的間で妥協点を見出すことが重要である.
妥協点を探る研究としては,ファジィ制御やAHPを用いた意見収束を図るアプローチがある.
しかし本論文では,意見収束のような連続的な妥協点探索ではなく,
離散的な妥協点探索する合意形成法について論じる.
選択肢を抽象度別にAttribute,Category,Instanceの3階層で設定し,
意思決定者がInstanceの選好を入力することで意思決定者の意図を推定して,
集団にとって調度良いInstanceを算出する妥協点探索機構を提案する.

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