4ZB-3
アバターを介したビデオチャットにおける視線利用の効果
○小林竜司,長谷川大,佐久田博司(青学大)
ビデオチャットは話者同士で非言語情報を交換できるというメリットがあるが,
カメラとディスプレイの位置関係により,コミュニケーションで
重要な役割を占める視線情報が適切に伝達されない.
これは,3Dアバターを介して視線情報を拡張・変換することで
解決可能であると考えられる.そこで本研究ではアバターを介した
ビデオチャットにおける視線利用の効果について調査を行う.
調査はWOZ法により行われ,視線拡張条件と視線不一致条件で
それぞれ4分間の対話を行った後,アンケートによる評価を行った.
20名の参加者による実験と会話内容分析の結果,視線拡張条件では
対話相手の感情が伝わりやすいと知覚され,また実験参加者からの
話題提供を行う回数が増加することを確認した.

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