4ZA-7
翻訳連携プロセスにおける連携サービス最適化の分析
○三上真歩,稲葉利江子(津田塾大),山口卓郎,菱山玲子(早大)
機械翻訳連携サービスのサービスフローにおいて翻訳文を書きかえる人的サービスを介入させることによって、より簡単に高品質の翻訳文を取得できると考えられている。
本研究では、3種のインターフェースを提案し、どの作業パタンが作業者のコストが低く、かつ高品質な日本文を導けるかを明らかにした。同時に作業者の英語力が書換え作業にどう影響を及ぼすか検証した。書換え実験及び評価実験により、もとの英語出力文を参照できる日日書換えサービスは他2種類のサービスと比較して、流暢さ、正確さともに翻訳文の品質が向上したという評価を得た。さらに、作業者の英語力による品質の違いはほとんど見られないことが分かった。
このことから、翻訳連携サービスにおける書換え作業に、英文参照の日日書換えサービスが最も有効であることを示し、並びに、大学生の平均以上の英語力をもつ人は、書換え作業に介入できることを明らかにした。

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