4ZA-5
割り込み拒否度に基づくメール着信通知制御プロキシ
○小林保正,田中貴紘,青木和昭,藤田欣也(農工大)
ユーザの作業状況を反映しないメールの着信通知は,作業中断によ
る効率低下が懸念される.そこで本研究では,PC操作から推定され
るユーザの割り込み拒否度に基づいて,メール通知を制御するプロ
キシを開発した.メールサーバとクライアントの間に介在するプロ
キシとすることで,既存メールクライアントの継続利用を可能にし
た.プロキシは,サーバから新着メール着信通知を受信した際に,
クライアントのタイムアウト時間を利用し,ユーザの割り込み拒否
度が低下するまでクライアントに新着なしと改変した応答を返すこ
とで,不適切な着信通知による割り込みを軽減する.さらに,実験
により本プロキシによる作業効率改善の可能性が示唆された.

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