4Y-2
音響通信を用いた安否確認システムに関する考察
○細谷良夫,太田正哉,山下勝己(阪府大)
広く普及したスマートフォンは災害時の安否確認手段として有効であるが,基地局が被災した場合その機能を果たせない.
本研究では基地局が被災した際の安否確認手段として,極短い安否情報を被災者同士がスマートフォンにより互いに交換・蓄積し,これを繰り返すことで拡散させ,被災を免れた回線にたどり着いた利用者により遠隔地のサーバに一括送信するシステムを検討する.
情報の交換には音響通信技術を用いる.本技術はスピーカとマイク以外の特殊なデバイスが不要で,スマートフォンはもちろんパソコンや電話,防災無線等を利用して通信を行うことができる.
本手法を実装し,その有効性を検証する.

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