4T-5
マルチエージェントモデルを用いた災害時避難方法検討支援用システムの開発
○田中和幸,河原好孝,古市昌一(日大)
2011年に発生した東日本大震災では,津波による被害者の数が膨大であった.
災害時,多くの避難民はどこに避難すれば良いのか判断することが困難である.
そこで,本研究では地震や災害発生時に避難民が効率良く逃げることのできるような方法を,
地方自治体等の担当者が検討するために用いるツールとして,
災害シミュレーションシステム(Agent for Disaster Simulation System,以下ADSSと称す)の構築を提案する.
ADSSでは避難民をエージェントとして再現し,国土地理院の数値地図25000を用いるとともに,既存のハザードマップを入力として用い,各条件の違いによる避難民の被害度の違いを結果として得ることができる.

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