4S-8
音声発話の誤分割修復のための連続する発話対の同一発話判定
○堀田尚希,駒谷和範,佐藤理史(名大),中野幹生(ホンダRIJ)
音声対話では,応答内容とともに,応答タイミングが重要である.我々はこれまでに,ユーザ発話が発話区間検出誤りにより誤分割された場合に生じる,不適切なシステムの応答タイミングと音声認識誤りの両方を,事後的に修復する手法を提案した.本稿は,この修復が必要か否かの判定を,連続する音声発話対が元来一発話であったか否かの二値問題として定式化し,これを機械学習により高精度に判定する.まず収集したデータにおいて,連続する音声発話対を分類し,ラベル付けを行う.次にそれらのデータにおいて現れる様々な特徴を用いて,決定木学習を行う.評価実験により,我々が構築した決定木の性能は人手で構築した場合よりも高いことを確認した.

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