4R-8
コンクリート構造物の外観検査のための画像合成法
○和田脩平,藤田悠介,浜本義彦(山口大)
コンクリート構造物の延命化のために維持管理は重要であり,
膨大な数の構造物を効率良く点検するための外観検査技術が求められている.
画像処理を用いた点検では,経年変化を調べるために損傷の状態を正確に記録し,
定量評価することが求められる.
本研究では,コンクリート表面のひび割れを評価できるレベルで撮影した画像から,
損傷の状態を正確に記録するために,
平面射影変換により構造物全体の画像を自動合成する手法を提案する.
画像合成に視点の異なる画像を用いることにより障害物を除去する.
また,画像内の情報からレンズによる歪みを補正するセルフキャリブレーションにより,
撮影時の環境に応じて焦点距離を調節した撮影を可能にする.

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