4R-6
複数参照画像の構図を利用した小領域マッピングによるモノクロ画像カラー化
○品川 淳,長尾智晴(横浜国大)
カラー化とはモノクロの画像や動画に色付けを行う事であり,視認性向上や古写真の修復などに利用されている.
一般にモノクロ画像は色情報が失われており,カラー化の一意的な正解は存在しない.
従来研究ではユーザによる色の指定や色の参考となる画像の提示を行うことでその問題を解決しているが,複雑なシーンを含む画像のカラー化は現在でも困難である.
そこで本研究では,カラー化対象の画像と類似した構図をもつ複数の参照画像の自動取得を行い,領域単位でのマッピングを行う新しいカラー化手法を提案する.
また,マッピングに用いる局所的特徴量の重みを進化計算法によって最適化することで,各画像に特化したカラー化処理を実現している.

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