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感情判断のための顔文字の感情極性辞書の構築
○大西智佳,奧村紀之(香川高専)
本研究では,文字による文章を基準として話者の感情を推定する感情判断システムを拡張するための,顔文字の感情極性辞書の構築を行う.顔文字は,文章以上に話者の感情を表しており,話者は,自分の感情を適切に聞き手に伝えるために顔文字を付与するのが一般的である.しかしながら,近年盛んに行われている評判分析やセンチメント分析では,顔文字に含まれる感情成分を取り扱っておらず,適切な感情解析が出来ないような文章も多く存在している.また,顔文字は日々新しく生み出されており,現在ではおよそ6万種にも上っている.そこで,本研究では,多様な顔文字の感情極性辞書を構築することで,既存の感情判断システムの拡張を目指す.

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