4L-9
待ち行列モデルの性能評価結果を利用したアカデミックスキルの教育方法
○田中秀明(愛知県大),宇都宮陽一(LSET),奥田隆史(愛知県大)
理工系学部の卒業研究を推進するには,学生は低学年次開講科目の講義内容を理解していることだけでなく,ゼミなどの時間以外に主体的に学び研究に取り組む習慣が必要になる.つまり,学生が講義や演習等の授業時間とともに,授業時間以外の授業事前・後学習過程で学習効果の高い学習習慣を体得していることが大切になる.しかし,学習習慣体得の重要性については,初年次ガイダンス等で“継続は力なり”等の抽象的言葉で触れられることはあっても具体的説明が不足しているのが現状で,学習習慣を体得していない学生も多くいる.本研究では,講義等で学生に課される課題をジョブとして解釈することにより学生の課題処理過程を待ち行列モデルとして表現し,その性能評価結果により“継続は力なり”効果を示す.

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