情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

本稿では，現在の高度情報化社会において潜在的に存在するデジ
タル・デバイド問題のうち，国別ドメイン毎利活用分析のための供給
スキーマを提案する．この利活用を本稿では，ユーザが行うWeb
コンテンツ内のリンク活用や言語利用と定義する．この実態を国別
ドメインごとに集積されたデータから分析するとWebコンテンツへの
アクセス性やWebページの言語多様性などWebコンテンツ利用に
着目したデジタル・デバイドが観測可能となる．その分析に利用する
データは大規模となるため，同じ目的意識を持つ集団でデータ収集
・提供を可能とすることで分析精度を上げることができる．これらには
スキームが必要であり，その設計を行った．