4L-3
複雑ネットワーク上のコスト付き汚染拡散最小化問題に対する解法の提案と評価
○和泉元陽介,小野景子,熊野雅仁,木村昌弘(龍谷大)
複雑ネットワークにおいて好ましくない情報の拡散を防ぐ有効な戦略の開発は重要課題であり、これまでにいくつかの研究がなされてきたが、単位時間あたりに除去できるノード数やリンク数の制限については考慮されていなかった。
しかしながら、インフルエンザ感染において単位時間あたりに接種できるワクチン数などに制限があるように、現実問題ではそれらに制限がある場合が多い。
本論文では、ICモデルに対して、単位時間当たりに除去できるノード数やリンク数に制限を設けたコスト付き汚染拡散最小化問題を定式化し、大規模ネットワークを用いた実験により、次数、直径、ページランクおよびクラスター係数に基づいた除去法の性能を比較評価する。

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