4L-1
信頼リンク生成における媒介者の役割の分析
○八田圭斗,小野景子,熊野雅仁,木村昌弘(龍谷大)
ソーシャルメディアにおける信頼ネットワークの成長を,その観測
データを用いて予測する問題を考える.本研究では,バランス理論と
ステータス理論に基づき信頼リンクに関するユーザ3人のトライアド構造に
着目する従来アプローチを拡張して,ユーザ間の信頼リンク媒介者の数が,
そのユーザ間の信頼リンク生成に及ぼす影響を分析する.製品レビューサイト
Epinionsの実データを用いた実験により,媒介者数に基づく信頼リンク予測法が,
ユーザアクティビティの観測データのみを用いる手法よりも有効であることを
実証する.また,ユーザ間に信頼リンクが生成される前後において,
そのユーザ間の媒介者数に特徴的変化パターンが見られることを明らかにする.

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