4K-6
メインメモリを利用した高速データ保存方式に関する一検討
○尾西翔平(首都大),橋川伸吾(テクノロジー・ジョイント),鈴木敬久(首都大)
近年,HPC 技術の発展により,コンピュータの演算性能は飛躍的に向上している.
これに伴い,大規模計算システムでは,ストレージデバイスのI/O 性能向上や消費電力の低減が課題となっている.これらの課題を解決し得る次世代デバイスとして,不揮発性のNVRAM が注目されている.本研究の目的は,NVRAM がメインメモリとして使用される可能性を想定した高速なデータ保存方式を提案することである.その基礎検討として,提案方式の予備的実装を行うとともに,I/O 性能の評価を行った.その結果,従来のローカルストレージへのファイルI/O を上回るスループット性能が確認できた.今後は.提案方式を実際の数値シミュレーションに組み込み,運用試験を行う.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について