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ABICを用いたデータのあてはめの二相問題への適用
○田中亮平,村田 陸,坂本真貴人,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
実験データは一般に誤差が含まれる.その誤差を分離し,データの元の構造を取
り出す手法として,離散点上の値をパラメタとして表現した近似関数をベイズ型
情報量基準ABIC(Akaike’s Bayesians Information Criterion) を用いて評価
し,データのあてはめを行う手法がある.本研究ではこのABICを用いたデータあ
てはめを二相問題に適用する.二相問題とは,データを表す構造が複数から構成
されている場合(たとえば,物質の気体と液体など),その複数構造の変化点を
求める.ABICを用いたデータあてはめを行い,その変化点を自動的に推定する手
法を考案し,実際の二相を持つ実験データに適用した.

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