4J-10
並列化シームカービングアルゴリズムの性能評価
○木幡康秀,佐藤健司,出崎善久(茨城大)
近年,画像をリサイズするための手法として,シームカービングが
注目を集めている.本手法では,画像中の重要度の低い部分のみを
取り除くことにより,重要オブジェクトの形状を維持したまま
リサイズすることが可能である.一方,リサイズの際に取り除く
画素集合であるシームを求めるために必要となる計算量は,リサイズの
幅に応じて大きくなる.このため,ソフトウェアによる実行では処理に
時間がかかっていたが,回路による並列処理を行うことによって処理時間を
短縮することが可能である.本稿では,シームカービングの処理時間短縮を
目的として,アルゴリズムを処理する専用回路の設計とFPGAへの実装を行い,
ソフトウェアで実装した場合との比較を行った.

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