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網羅的シミュレーションにおける実験計画法を応用した計画モジュールの開発
○松島裕康,山下倫央,野田五十樹(産総研)
本研究は,大規模マルチエージェントシミュレーションを網羅的に実行する
フレームワークの開発において,無数の入力パラメータの組み合わせから
効率的に出力結果の概観(差異や変化)を把握するための実行計画
モジュールの開発に取り組んでいる.本論文では,実験計画法に着目し,
自動的に直交性を維持したパラメータの組み合わせを生成し効率的に
出力結果の差異の大きい組み合わせを探索する手法を提案する.
具体的には,幾つかの初期設定パラメータによるシミュレーションの実行
結果から,実験計画法の分析方法を用いて次の入力パラメータを決定し,
直交するパラメータの組み合わせを自動生成し次のシミュレーションを
実行させる手法について例題を通して有効性を検証する.

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