4C-3
1次元レギュラーネットワークにおいて,リンクの太さの不均一性が協力の進化を促す条件
○岩田 学(筑波大),顔 澤鑫(NTTデータ),米納弘渡,秋山英三(筑波大)
社会集団や生態系における協力行動の進化は,様々な分野で興味を集めている.
協力の進化を促すメカニズムの一つに,ネットワーク互恵がある.これは,集団を構成するプレイヤーが,空間的制約等により,集団内の特定の相手のみと付き合うことが,協力行動を進化させるというものである.
近年ではネットワーク互恵に関する研究が多数あるが,これらの多くはプレイヤーの付き合いの頻度や量(プレイヤー間の「リンクの重み」)を均一なものと仮定している.一方,現実の集団では,プレイヤー間のリンクの重みは不均一であることが知られている.
そこで,本研究では,プレイヤー間のリンクの重みの不均一性が協力行動の進化にどのような影響を与えるのかを分析した.

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