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仮想DC環境におけるユーザ平均遅延削減方式のVM転送時間の影響調査
○永渕幸雄,寺本泰大,岸 寿春,小山高明,北爪秀雄(NTT)
近年,NW仮想化技術を用いてDC間を跨がる論理L2NWを用いたDC間をVM
ライブマイグレーションが様々な用途に使われている.
論理L2NWに接続されるVMとデフォルトゲートウェイ(DGW)が異なるDCに存在する場合,
冗長経路になるトロンボーン現象が発生するため,
各DCにDGWを設置し,VMは最寄りのDGW経由で外部NWと接続するトポロジが使われる.
上記のトポロジにおいて,我々は,以前の研究で各ユーザ拠点のユーザ数が変化した
場合に遅延とユーザセション数に基づいて最適な拠点へライブマイグレーションを
行うことでNW内の全ユーザのユーザ平均遅延を削減する方式の提案を行い,
その有効性を示している.
ただし,以前の研究では,VMの転送がすぐに終わるものとして評価を行ったため,
VM転送時間が与える影響調査が残課題であった.
そこで本稿ではVM転送時間の影響を調査し報告する.

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