3ZE-1
高齢者と子どもへの会話型ロボット活用実験における発話語数分析による一考察
○板橋秀美,中田亜子,磯部帆乃香,鈴木紀子,亀田多江(創価女子短期大)
本研究室では,高齢者支援・幼児教育支援にNEC製のコミュニケーションロボットPaPeRoを活用する研究を行ってきた.これまで,高齢者福祉施設や保育施設への訪問を重ねて行く中で,対象者のロボットへの認知の違いが見えてきた. そこで,訪問の際に録画していたビデオより,発話語数をカウントし相違点を分析した.その結果,高齢者にとっては,人が直接的なコミュニケーションの相手となり,ロボットは会話の話題やきっかけや会話を円滑にするためのサポータ的役割を担ったことがわかった.一方,幼児にとっては, ロボットが直接的なコミュニケーションの相手となり,人は会話のサポータ的役割を担ったことがわかった.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について