3ZC-9
相関に基づくクラスタリングを用いた軸縮約可能な平行座標系
○能野 琴,吳 湘筠(東大),渡辺一帆(奈良先端大),高橋成雄(東大),藤代一成(慶大)
高次元データの相関の把握をするために広く用いられている可視化手法の
1つとして平行座標系がある.しかしながら,平行座標系では,
次元数の増加に伴い描画されるデータが複雑になるため,
相関の把握が困難になる.そこで本研究では,この問題を解決するために,
相関を維持したまま次元を減らして平行座標系を描写する方法を提案する.
具体的には,各軸同士の相関を非類似度として算出し,
グラフスペクトル解析を通じて,各軸の位置を1次元線上及び2次元平面上に
写像する.そこで,軸のクラスタリングと行うことで,
平行座標軸を並べ変えたのち併合を行うことにより軸の本数を減らし,
最終的に少ない次元によるデータの可視化を実現する.

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