3ZC-5
大規模な人の流れデータの集約的な可視化手法の開発
○兵吾勇貴,三末和男,田中二郎(筑波大)
時刻情報付き位置データを用いた人や物の流れ分析が広く活用されている.
これら分析を支援する可視化は,データが大規模かつ個々の流れが
複雑なため,詳細な流れの特徴を捉えつつ俯瞰的情報を提示する事が
難しかった.

本研究は,地図上に四分位線を重畳表示し,個々にはベクトルや
軌跡で表される流れを集約的に表せる可視化手法を開発した.
四分位線はある地点からの移動距離分布の四分位を表現する図で,
それより移動の方角・距離・移動の量・それらの時空間的変化を読取れる.

この手法は,分析したい流れを静止画で表す事ができる.
時間幅のある変化も瞬時に読取りでき,連続的に分析条件を変えて
結果を読むインタラクティブ操作も可能にする.

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