3ZC-2
鉄道車両編成における混雑度の画像計測と可視化~シミュレーションによる予備検討~
○鈴木涼平,藤代一成(慶大)
近年の鉄道交通事情における課題として,
ラッシュ時のダイヤ運行の平滑化が挙げられる.
過度な混雑は,車両編成間での混雑度の偏りに起因するため,
偏りを緩和することが,より安心・安全なサービスに繋がると考えられる.
先行研究では,圧力センサを用いて混雑度を推定し,
乗客へ情報提供することで偏りの平坦化が試みられているが,
センサの精度の問題から本格的な実用化には至っていない.
本研究では,車両側面についての画像計測からドアごとの混雑度を推定,
わかりやすく可視化することを目指すが,
本発表では,状況を昼間の東急東横線の日吉駅に限定し,
実測ではなく乗客の行動モデルに基づくシミュレーションによる予備検討を目的とする.

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