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津波などの2次災害を考慮した災害時避難経路提示システム
○金野達也,戸羽 開,柴田義孝,橋本浩二(岩手県大)
日本は自然災害多発国である。 特に地震に関しては2013年3月11日の東日本大震災では、情報通信手段の故障や輻輳のため、避難情報や、避難場所までの正しい経路情報が伝わらなかったため、住民が孤立したり逃げ遅れたりするという2次災害による犠牲者が多く発生した。
そこで本稿では,大震災などの発生においても、2次災害による犠牲を抑制するため、住民がスマートフォン等を利用し、通信状況によりオンラインとオフラインで使い分けを可能にし、現在位置から避難場所までの最短経路を地図上に提示することにより、津波による被害を回避した安全で迅速な避難を行うことができる避難経路提示システムについて述べる。そして本システムのプロトタイプを構築し性能および機能評価を行いその有効性について述べる。

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