3Y-7
発光色の推定にK-means法を適用した災害時可視光通信手法の提案
○岡崎匡紀,塚田晃司(和歌山大)
災害が発生すると、携帯電話などの既存の情報伝達インフラが
機能しなくなることが多々ある。日没後に災害が発生した場合、
被災地域の探索や被災者の安否確認が著しく困難になってしまう。
本研究では、そのような状況下において通信を行う方法として、
発光色の変化により夜間においても知覚しやすい可視光通信に着目する。
可視光通信では、色を正しく認識することが重要である。色の推定には、
観測した色と各色の基準ベクトルとの類似度から推定する。
基準ベクトルは周囲の環境やカメラの性能に影響されるため、
K-means法を用いて動的に推定する。これにより、周囲の環境や
カメラの性能に左右されずに認識率を向上できるシステムを提案する。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について