3Y-6
被災地内DTNでの安否情報収集のためのハンドシェイク型メッセージ転送プロトコルの実環境シミュレーションモデル評価
○山下諒馬,高見一正(創価大)
広域災害では,携帯電話等の通信機器が使用できず,被災地域内の安否確認に支障をきたすことが予想される.本稿では,被災者が携帯端末を保持していることを想定し,それらの端末と救助者の携帯端末及び避難所サーバがDTN(Delay/Disruption Tolerant Network)を構築し,安否情報を集約する方法を明確化し、シミュレーションを行った.被災者と情報運搬者の各端末間及び情報運搬者端末と避難所サーバ間のプロトコルを明確化し,提案したプロトコルに基づき,到達率とバッファ容量などをEpidemic Routing, Spray and Wait方式とで比較した.また, 1日の利用客数が日本一多い新宿駅のある新宿区が被災した場合を想定し,被災者をランダムに分布させた新宿区のモデルをシミュレータに構築し,評価した.

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