情報処理学会 第76回全国大会講演要旨
3Y-5
DTNにおけるクラスターを用いたフラッディングメッセージ削減手法
大規模災害時, 通信インフラが機能しなくなり被災地における情報伝達が困難になる場合がある. 近年, 災害時の通信が非常に困難な場合において既存の通信インフラに依存しないDTN(Delay Tolerant Network)技術が注目されている. 現在のDTN技術には, ルーティングの際に発生する余分なメッセージ(フラッディングメッセージ)を削減という課題がある. 本研究では, 端末を所持しているノードの集合体にクラスターの概念を導入し, 代表的なルーティング手法であるEpidemic Routingと比較し, 提案手法の有効性を示す.
