3X-7
IEEE802.11干渉下におけるIEEE802.15.4のAckとLQIを用いたバックオフ制御方式の提案
○村上厚介,小林秀幸(仙台高専)
センサネットワークの発展に伴い,IEEE802.15.4の普及によってIEEE802.11との競合が問題になることが予想される.
IEEE802.15.4は衝突回避のためにランダムバックオフを用いている.しかしながら,標準の手法ではバックオフの下限を固定的に用いるため,トラヒックの増加などの伝搬路状況の変動に対応することが困難である.
そこで,本稿ではIEEE802.15.4のノンビーコンモードにおいて,バックオフの下限をLQIとAckを用いて動的に変化させる事で,IEEE802.11干渉下においてもQoSを維持できるバックオフ制御方式を提案し,実機実験により提案手法の有効性を検証する.

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