3X-10
通信障害を考慮したAODV方式における通信プロトコル改良の検討
○石川慎也,三石光樹,鈴木貴之,古川雅大,宮保憲治(電機大)
近年,マルチホップ機能を備えた無線通信端末を用いたセンサネットワークの応用システム開発が進んでいる.
代表的なリアクティブ型通信プロトコルの一つとしては,AODV 方式が適用されている.
AODV 方式では,通信開始後,障害発生時の通信復旧が迅速に行われない問題点があり,
特に,通信障害等が多発する場合には,転送スループットの低下を来す恐れがある.
本稿では,AODV方式に,新たな動的経路制御機能(定期的な経路更新,通信障害発生時の経路切り替え)を追加することによる転送スループットへの影響を,ネットワークシミュレーターQualNetを用い評価した結果を述べる.

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