情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

本研究では、ネットワークに接続された家電機器の操作において、スマートフォンなどの携帯端末では容易に機器を特定することができないという問題に関して、手をかざすという動作を用いることで明確に指定し操作することの出来るシステムを提案する．
具体的なアプローチとしては、AR技術を用いることでユーザの視界にある機器の位置を特定し、その後ユーザが機器に手をかざした際手の方向と機器の位置から操作したい機器を特定する．また、操作する際は特定した機器に合ったUIをユーザのかざした手の甲に表示し、手の甲をタッチパネルのように用いて入力操作を行う．
このような入力を行うことで、タッチパネルを用いずに触覚フィードバックのある操作を行うことが可能となる．