情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

スマートフォンに搭載されている加速度センサのデータ用いて行動認識を行う場合、同じ行動でも測定するスマートフォンの携帯位置の違いによって取得される加速度センサデータは異なる。したがって、本稿では携帯位置も含んだ行動識別システムの開発を目的とする。加速度センサのデータから一般的に画像認識で使用されているHOG特徴量を抽出する。そして、同時に記録したスマートフォンの携帯位置を含めてReal-AdaBoostの学習アルゴリズムを利用して強識別器を取得する。歩く、走る、電車に乗るなどの行動に対してスマートフォンの携帯位置が手、ズボンのポケット、かばんなどの実験を行った。