3R-5
認識手法に適した量子化テーブルを用いる符号化方式
○松本卓也,杉浦彰彦(静岡大)
これまでの研究より,高レート圧縮時に高い認識性能を有する認識手法が,
低レート圧縮時においては認識性能が低下することがある.
そこで本研究では,認識手法に適した量子化テーブルを提案することで,
低レート圧縮時における認識性能の向上を目指す.
実際にこれまでの人間の視覚特性を考慮した量子化テーブルに変わり,
認識手法を考慮した量子化テーブルを用い,
認識対象として3次元マーカを用いた実験を行った.
具体的には,低周波成分を保持し,高周波成分を削減した量子化テーブルを設計することで,
認識性能向上および情報量削減を実現できる.
符号化手法には,高精度高品質であるH.264/AVCを用いる.

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