3R-4
画像の顕著性に基づくベクトル量子化
○中易洋介,鈴木幸司,前田純治(室蘭工大)
本研究の目的は、顕著領域とそれ以外の領域との圧縮率を変えて圧縮を行うことで、
画像全体としての品質を落とさずに、データサイズを下げることである。
画像の顕著性とは、画像内で人間の目にとって特に目立つ部分のことである。
圧縮方法にはベクトル量子化を使用した。
この手法は、まず画像をいくつかのブロックに分割し、
その中から代表となるコードベクトル(CV)を作成する。
得られたCVを用いて、復号化することで画像圧縮を行うというものである。
本研究では、画像内の顕著領域を検出して得られた領域ごとのCVと画像全体のCVを作成し、それぞれで復号化した画像を統合することで画像圧縮を行っている。
この手法は従来のベクトル量子化と比較して、良好な結果が得られた。

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