3Q-2
マッチング位置制約に基づくロバストな移動物体抽出追跡手法
○奥田哲也,富岡洋一,北澤仁志(農工大)
動画像解析の分野における行動認識のベースになるものとして,移動物体の
抽出と,追跡(トラッキング)がある.しかし,動画像に含まれる色情報
だけを利用していては,日照変動などにより必ずしも正しい対応関係を得る
ことができない.それゆえ,物体の持つ形状情報を考慮する必要がある.
もし物体の形状が急に変化しなければ,排他的ブロックマッチングにおいて
割当問題を解くためのコスト行列上で,マッチング位置がほぼ直線上に並ぶ.
本研究では,このマッチング位置制約を用いた特徴点の対応の検出手法を
提案する.提案手法を適用することで,トラッキングにおいて誤フローの
抽出を減らすことができた.また,手法をテンプレートマッチングへも
適用し,遺伝的アルゴリズムを用いた従来手法と比較してより高い
マッチング率をより少ない計算時間で得ることができた.

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